劣化例の紹介  合成ゴムの劣化 ガスケット   劣化ハンドブック (劣化を考える)    

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劣化ファイル  No:008

タイトル:ゴム (ガスケット)
008tablegomu01.jpg (237855 バイト)
008tablegomu02.jpg (125323 バイト) 劣化現象:ゴムの収縮、変色、破損
材質:ゴム
部位:ガスケット
分類:経年劣化、化学的劣化
環境:屋外暴露(熱・光・オゾンなど)
劣化原因:破損:ちぎれは、収縮によるもの
なぜなぜファイブ:下記参照
008tablegomu03.jpg (138494 バイト) 再発防止:
破損:ちぎれ部分の補強。収縮を考慮した設計
ゴムは消耗品として扱う
屋外環境に対して適正なゴム設計を行う。

 

■ なぜなぜ5 (なぜなぜファイブ) = 5Why   

■ ゴムの破損:ちぎれ  、  化学反応 ■
もっと なぜなぜ5
. テーマ:ゴムの破損:ちぎれ
なぜ@→ゴムの端部がテーブルの角でちぎれた
なぜA→ゴムが収縮した (外気温度変化による熱膨張・収縮)
なぜB→ゴム収縮による力を押さえきれなかった
なぜC→収縮を考慮した設計になってなかった
なぜD→屋外環境に見合った材質の選択及び、取替え部品としての検討
もっと なぜなぜ5
. テーマ:ゴムの化学反応
なぜ@→添加物の析出による劣化(表面に現れる細かな粉末など)=「ブルーム現象」
なぜA→合成ゴムに含まれている滑剤、可塑剤、老化防止剤、加硫促進剤などが析出
なぜB→時には加水分解を促進させる。
なぜC→溶剤膨潤による劣化
なぜD→使用環境に応じて、適正なゴム材選び、消耗品としてのメンテナンス設計
なぜなぜ5  5Why
. テーマ:ゴムの化学反応
なぜ@→熱による劣化(熱酸化劣化)
なぜA→ゴム自体が熱を吸収し、分子運動が激しくなり分子鎖切断による軟化劣化
なぜB→酸化反応によって架橋反応が生じ、ゴム本体が硬化しクラック発生、崩壊へとつながる
なぜC→光による劣化(光酸化劣化)
なぜD→オゾンによる劣化

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■  劣化−例 list

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