劣化例の紹介 合成ゴムの劣化 ガスケット 劣化ハンドブック (劣化を考える)
■ 劣化ファイル No:008
タイトル:ゴム (ガスケット) | |||
劣化現象:ゴムの収縮、変色、破損 | |||
材質:ゴム | |||
部位:ガスケット | |||
分類:経年劣化、化学的劣化 | |||
環境:屋外暴露(熱・光・オゾンなど) | |||
劣化原因:破損:ちぎれは、収縮によるもの | |||
なぜなぜファイブ:下記参照 | |||
再発防止: | |||
破損:ちぎれ部分の補強。収縮を考慮した設計 | |||
ゴムは消耗品として扱う | |||
屋外環境に対して適正なゴム設計を行う。 | |||
■ ゴムの破損:ちぎれ 、 化学反応 ■ | |
もっと なぜなぜ5 | |
. | テーマ:ゴムの破損:ちぎれ |
なぜ@→ゴムの端部がテーブルの角でちぎれた | |
なぜA→ゴムが収縮した (外気温度変化による熱膨張・収縮) | |
なぜB→ゴム収縮による力を押さえきれなかった | |
なぜC→収縮を考慮した設計になってなかった | |
なぜD→屋外環境に見合った材質の選択及び、取替え部品としての検討 | |
もっと なぜなぜ5 | |
. | テーマ:ゴムの化学反応 |
なぜ@→添加物の析出による劣化(表面に現れる細かな粉末など)=「ブルーム現象」 | |
なぜA→合成ゴムに含まれている滑剤、可塑剤、老化防止剤、加硫促進剤などが析出 | |
なぜB→時には加水分解を促進させる。 | |
なぜC→溶剤膨潤による劣化 | |
なぜD→使用環境に応じて、適正なゴム材選び、消耗品としてのメンテナンス設計 | |
なぜなぜ5 5Why | |
. | テーマ:ゴムの化学反応 |
なぜ@→熱による劣化(熱酸化劣化) | |
なぜA→ゴム自体が熱を吸収し、分子運動が激しくなり分子鎖切断による軟化劣化 | |
なぜB→酸化反応によって架橋反応が生じ、ゴム本体が硬化しクラック発生、崩壊へとつながる | |
なぜC→光による劣化(光酸化劣化) | |
なぜD→オゾンによる劣化 | |
丶 jin 丶