ばねの設計・公式  (引張ばね) 

.
設計ハンドブック 構造計算プログラム 構造計算ソフト 数学ハンドブック  物理学ハンドブック  物理−公式集 物理量 記号−単位
数学−公式集 構造計算プログラム ちょっとよりみち
ばね設計プログラム    圧縮ばね公式
スポンサーリンク

leabul1e.gif (224 バイト)  引張ばねの公式

下記公式を使って、

荷重P と たわみδ  と ねじり応力 τo の関係式から、

ばねの材質、コイルの平均径、巻数を仮に決めて、

あたりがつけられます。

同時に、ねじり応力も計算して、

許容応力以下であることを確認します。

スポンサーリンク

 

BaneHippari1.jpg (24896 バイト) δ : ばねのたわみ mm

D : コイル平均径 mm

P : ばねに掛かる荷重 N

Pi : 初期張力 N

G : 横弾性係数 N/mm 2

d : 材料の直径 mm

Na : 有効巻数

τo : ねじり応力  N/ mm 2

τi : 初応力  N/ mm 2

BaneHippari2.jpg (28057 バイト)

BaneHippari3.jpg (24642 バイト)

BaneHippari4.jpg (34092 バイト)

この他にも、公式はありますが、

概略計算はこの範疇で検討が可能です。

 

leabul1e.gif (224 バイト)  初応力図

HippariShoouroku1.gif (10486 バイト)

 

τi は 上図のハッチングの範囲となるが、

経験式 τi = G/(100*c) を用いてもよい。

 

leabul1e.gif (224 バイト)  材質の G 横弾性係数  ・  E 縦弾性係数(ヤング率)

 

材質 横弾性係数
N / mm 2
横弾性係数
kg / mm 2
縦弾性係数
N / mm 2
縦弾性係数
kg / mm 2
ピアノ線 78,400 8,000 206,000 21,000
硬鋼線 78,400 8,000 206,000 21,000
オイルテンパー線 78,400 8,000 206,000 21,000
ステンレス鋼線 68,600 7,000 186,000 19,000

 

leabul1e.gif (224 バイト)  ばね設計プログラム 補足説明

 

BaneHippariProinput.jpg (84248 バイト) 画面上部が入力エリア

------------

画面下部が計算結果表示エリア

荷重は入力荷重を100%として、

80%、60%、40%の荷重時の計算結果も表示してます。

これらの荷重とたわみ量および許容ねじり応力を参考に

検討できます。

許容ねじり応力値を超えると、ねじり応力判定がNG表示になります。

 

引張荷重値が初張力より小さいとたわみ量はマイナスひょうじになります。

 

表示単位は昔ながらのkg と SI 単位の切替可能

許容ねじり応力は、下図より目安を入力済みです。

 

→   ばね設計プログラム

 

 

leabul1e.gif (224 バイト)  圧縮・引張コイルばねの許容ねじり応力図

AshukuKyoyou.gif (83139 バイト)

プログラム上の許容ねじり応力はこの図より、

主要ばね材(ピアノ線、硬鋼線、オイルテンパー線、ステンレス鋼線)の

直径ごとの許容ねじり応力を設定しました。

例えば、

ピアノ線(SWP-A)の場合、材質直径 φ0.5を超え φ1.0以下の場合は、1050(N/mm 2)

硬鋼線((SW-B)の場合、材質直径 φ0.5を超え φ1.0以下の場合は、850(N/mm 2)

などです。

 

かんぷろ