粘性力
粘性力
定常流では速度の変化がないので、加速度はない。このことより力は働かないことがわかる。しかし、定常流では抵抗力が流体内で生じている。このずれ応力を粘性という。
流体の流れる断面をとってみると、下図のように、壁のところでは速度 0 で、中心に向かうほど速度は大きくなる。このときの dv/dx を 速度勾配という。
速度の大きい方は小さい方を引きずって運動を行うことになる。この引きずる力を 粘性力 または 内部摩擦力 という。
粘性率 |
|
物 質 |
粘性率 Pa・s |
水 |
1.005 × 10-3 |
アルコール |
1.2 × 10-3 |
アセトン |
0.31 × 10-3 |
ひまし油 |
700 × 10-3 |
水銀 |
1.56 × 10-3 |
空気 |
18.2 × 10-6 |
水素 |
8.8 × 10-6 |
酸素 |
20.4 × 10-6 |
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