表面張力 surface tension
表面張力
液体の表面積を小さくしようとする力
球形になろうとする性質がある。 それは、 同じ体積で表面積が最小になるのは球形のときだからである。 |
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図のように液体の表面上に 1辺 L の正方形を考える。 正方形の全周は、力 F によって引っ張られている。 単位は、[ N/m] 、 [dyn/cm] |
図のような針金の枠を作る。洗剤液にひたし、引き上げると、洗剤の膜ができる。表面と裏面で単位長さ当たりにσの表面張力が働くので、A−A’の長さを L とすると 2σ L = F の力が左向きに働いている。故に針金 A−A’を固定するには、力 F を加えなければならない。 このとき、液体の表面には表面張力が働いていることになる。 |
表面張力の大きさは温度と液体の種類、表面積の大小によって決まる物質定数である。
すなわち温度が高くなるほど小さくなり、不純物が含まれると小さくなる。
表面張力 |
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液体 |
温度 | 表面張力 ( dyn / cm ) |
水 |
0℃ | 75.62 |
水 |
20℃ | 72.75 |
水 |
50℃ | 69.70 |
水 |
100℃ | 58.84 |
洗剤 |
20℃ | 25 |
水銀 |
20℃ | 465 |
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丶 jin 丶