二酸化炭素の排出量       carbon dioxide  


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1年間に排出される世界の二酸化炭素排出量を体積で考えてみた。

leabul1e.gif (224 バイト)  1年間の放出量

270億トン  (2006年) 全国地球温暖化防止活動推進センターより

二酸化炭素 1 mol で 44 g 、 22.4 リットル  (標準状態: 0℃ 1atm)

二酸化炭素排出量の体積 ( V ) = 13、745、455 m 3   となる

leabul1e.gif (224 バイト)  では、地球表面にどれだけ溜まった量になるのかを考えてみた

二酸化炭素は空気より重いので、仮に二酸化炭素の全部が地球表面を覆った場合を計算してみた。


wpe51.jpg (6768 バイト)

V : 二酸化炭素排出量(体積)

R : 地球の半径 約:6370km

 : 二酸化炭素が地球表面を覆う高さ。
 (仮に空気より重い二酸化炭素が全て空気の下にある場合)

・・

wpe52.jpg (25391 バイト)

wpe55.jpg (6869 バイト)

二酸化炭素の体積 V = V − V1

wpe56.jpg (11930 バイト)

 

以上より、 h を 求めると、 約: 0.0269706 メートル  →   27mm ・・・ (ア)

つまり、h は 27ミリ程になる。

何となく、二酸化炭素排出量をイメージできたでしょうか。

実際は二酸化炭素は空気より重くても大気中に撹拌されている。

また、二酸化炭素は、常に海水や森林などに吸収されているが、その吸収速度が排出速度に追いついていない。

この速度の関係で二酸化炭素が増えて、地球温暖化問題とされている。

leabul1e.gif (224 バイト)  もっと簡単に概略計算してみた

wpe57.jpg (4313 バイト)

wpe58.jpg (3531 バイト)

A:地球の表面積

R1:地球の半径

V:二酸化炭素の体積

上記結果より、地球の半径に対して h が小さいので、

単純に、二酸化炭素排出体積 V を地球表面積 A で割ってみると、

左記 式より、

h = 6.4 mm ミリメートル

地球半径に比べて h が 小さいので、計算手順による、計算誤差もあり、上記の計算結果 (ア)より小さい値になってしまった。

 

丶 jin 丶